kanariainko’s blog

悲喜こもごもな覚え書き

推しメン

世界一受けたい授業
不登校をとりあげていた

高校時代の記憶が
殆どない
不登校で過ごせていたら
少しは記憶があったのかも
知れない

これまで好みのタイプとか
有名人や芸能人で誰が好きか
みたいに聞かれても
誰もいなかった
いないというか興味がないから
誰が誰かも分からなかったし
正直芸能人のファンとか
ありえないと思っていた

でも自分でも信じられないことに
推しメンができた
出勤前に時間が5分でもあると
動画を見てしまう
そして見るとテンションがあがり
元気が出る

今日は配信があった
いい夢が見られそうだ

親心

新生活も無事に1週間が過ぎた

新生活で電車通学になってから

以前の寝坊が嘘のように

目覚ましできちんと起きている

 

時計の見方や算数の計算ができない

何度教えても同じ間違いをするし

忘れたりする

そんな時こどもを叱ってばかりいた

 

「その年齢ではできなくて当たり前

こどもの成長は人それぞれ

長い目でみてやらないといけない」

 

父にそう諭されたとき

そういえば父は

「早くしなさい」

「どうしてできないんだ」

「何度同じことすれば学ぶんだ」

など私がこどもにいいがちなことを

一度も私に言ったことがない

 

心が疲弊して食べることも

眠ることもまともにできなくなった時も

一度も責められたり叱られたりも

しなかったし変に励まされることもなかった

 

小さい頃から父は

朝から晩まで働き詰めで

ほとんど家にいなかった

晩御飯をつめたお弁当を

届けに行ったときも

ほとんど会話はなかった

肩車も高い高いもおんぶも抱っこも

父にされた記憶はない

一緒に遊んだ思い出もない

学校の行事に来てくれたこともない

 

それでも丸一日がかりになる

私の通院の日だけは

毎回仕事を休んで一緒に来てくれた

 

家族カウンセリング

私だけのカウンセリング

親だけのカウンセリング

 

カウンセリングの回数を重ねると段々と

来なくなる父親が多いと

あとで先生から聞いた

口には出さないし行動も分かりにくいけど

お父さんはあなたのことを守ろうと必死だよ

 

父はどんな状態の私も急かすことなく

怒ることなく見守っていてくれた

それがどれだけ大きな心とこどもを信じる

決心とゆるがない愛情がなければ出来ないことか

自分が親になってみて初めて理解した

 

 

 

 

 

職場の嫌いな人

自分の仕事は平気で押し付ける

それでいて上司が担当を決めかねている

案件があると「私やりますよ」と

打診もされていないくせに

自分から引き受ける

 

前年度私が休みの日に

勝手に私の担当の仕事に

手を出して案の定

ミスを犯した

そのミスは私が各関係会社の

担当者に謝罪と調整し

大きく騒いで内部には

その人のやったことを

広めるようなことはせずに

私が全て尻ぬぐいをした

 

それなのにまた昨日は

自分が上司にいい顔するために

仕事引き受けて

その上司の目につかない自分の

仕事を平気で押し付けてきた

 

昨夜一晩じっくりと

考えた

悔しかったこと

頭にきたこと

呆れたことが

思い返された

 

でもそれはもうどうしようもない

これから私が私を守る為には

どうするのがいいのか

 

正しいことを正しいことだからと

口にだすとうまくいかないのが

大人社会なのだと最近やっと

分かってきた

 

私が尻ぬぐいに奔走していた時

事情を知っている人達は

さりげなくフォローしてくれた

少なからず私と同じように

迷惑をかけられた人達がいる

 

「仕事を真面目に頑張っているんだから

辞めることはない

仲良しや友達ではなく社内に自分の味方と

いうか同士をつくるといいよ」

 

私が今よりもっと未熟だったころ

人間関係で退職を悩んだ時

目をかけてくれていた経営者の方が

教えてくれた

 

それからはその教えの実践を

心がけてきた

 

嫌いな人はいる

でも仕事で助け合える人

認め合っている人の方が

確実に多くいる

これからも私はそういう人達との

関わりに感謝して仕事をしていく

 

 

 

 

 

 

 

 

紙一重

「なんでこんなことするんだろ」

 

悲惨なニュースをみてこどもが呟いた

 

「ささいなことで私に激しく叱責された時

凄く腹立たない?

どうにもならないことをいつまでもぐちぐち

非難された時、頭にこない?

自分を否定されるような言動を続け様に

受けた時、その相手がいなくなることを

願ったりしない?」

 

自分や自分の周りの人間が

加害者や被害者になるかならないかは

紙一重な瞬間があるように思う

 

犯罪を擁護するわけではなく

いろんな事件の背景を見聞きすると

そう思う

 

でもいくら背景の報道をみたり

ノンフィクションで書かれた本を

読んだりしても

本当のことは当事者にしか

分からない

 

自由な距離感

こどもの春物のアウターを
買いに出かけた

ここのショップの店員さんは
声がけの頻度とタイミングが
ほどよくて接客にも優しさがあり
落ち着いて買い物ができるから
つい他のものにも
手がのびる

大きなショップ袋を持ち
車に向かうと
前を歩く私と同年代の
カップルの手元に目がいった

指を絡ませた繋ぎ方ではない
握手のような繋ぎ方でもない
お互いの中指と人指し指が
緩く触れあっているように
繋がれている

お互いの自由を保ちながらも
何かあった時には
ぎゅっと握って走ることも
引き寄せることもできる

そういう距離感が
いいなと思った

ストレッチ

仕事でのもやもやを家に

引きずって帰る

なにかにつけ思い返しては

あーでもないこーでもないと

不毛な時間を過ごす

 

最近動画を見ながら

ストレッチを始めた

初めてストレッチをした

翌日の体の変化に驚いた

 

見た目は何も変わらないけど

いつも万年むくんでいる

下半身がふわっと軽い

痛みがあり動作に気をつけて

いた股関節も可動域が広がり

楽になった

そして座る時は足を組むのが楽だったのに

骨盤の歪みが改善されつつあるのか

組まないで座っていられるようになった

 

エクササイズ系の動画の

トレーナーさん達はみんな溌剌として

「頑張って!」「あと少し!」と

励ましてくれる人が多数に思う

こちらに気力がある日はついていけるが

そのテンションと励ましについていけない

気持ちの日もある

 

最近続けているトレーナーさんも

「頑張って!」と言うがそれ以上に

「辛かったら休んでいい」

「この動きの部分サボってもいい」

など無理しないような声掛けをしてくれるから

楽しくできて気が付くと1時間近くストレッチに

時間をかけていたりする

 

休んでいいよ

無理しないでいいよ

少しくらいサボってもいいよ

そう言われるとつい続けてしまいたくなる

 

ストレッチを続けるうちに

仕事でのどうにもならない

グダグダから気持ちが

離れていることに気が付く