kanariainko’s blog

悲喜こもごもな覚え書き

Kちゃんへ

今日は何について話そうかとメイクしながら考えました

この年になって色々な場面の解釈ができるようになって
私は本当に理解能力がないんだなあと思います

チョウスケの話にしようかな

自分がいなくなった後
私がきちんと生活できるようにと考えたあなたは
私にチョウスケをプレゼントしてくれた
飼育セットに当面のエサもすべて用意したうえで
チョウスケを引き取りに行った

鳴かないし散歩もいらないし夜行性ではないから
私の生活リズムが乱れることもない
最初はこわごわお世話していたけど私がチョウスケに
慣れていくと、チョウスケもまた私に慣れてゲージから出すと
体に登ってきたり手渡したエサも食べるようになった

寿命も約10年前後と長くてその期間があれば
あなたは私の気持ちも落ち着いてまともな
生活をしていると思ったのもチョウスケにした
理由のひとつなのだと今なら分かります

私はいつも何かに依存して生きてきた
小さい頃は親から認めてもらうために成績の良さに
可愛がってくれていたおばあちゃん亡き後は食べ物に
男と付き合うようになってからは性的な快楽とお金に

あなたと付き合い始めた時も私には男がいたし
付き合い始めてからもその場限りの関係の人もいた
ある時部屋にあなたがいる時に私としては「以前寝ただけ」の人が
突然訪ねてきて文字通り修羅場になったけど私はどこか
開き直っていた

どうせ私なんて誰からも本気で好きになってもらえるはずないし

誰と付き合ってもそう思っていた
だから関係が安定して、家族に紹介されたり将来を見据えた話が
でると嬉しいよりも不安が勝ってしまい関係をぶち壊すような真似をして
壊れると「ほらね、やっぱり私は幸せになれないんだ」と納得していた

だから修羅場の時もどこか冷めた目で早く終わってどっちからも
見捨てられるのを待っていた

けどあなたは私を見捨てなかった
自分の職場近くに私の部屋を探して引っ越し費用から全てを負担して
その部屋を引き払った